治療方針
当院は2000年以上の歴史ある東洋医学の中でも、特に日本鍼灸の精神を大切にしております。
脈診により病態を把握し、鍼灸を用いて気血を調節し、疾病の回復をはかる経絡治療を中心に行っております。
治療の流れについて
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1.お電話で予約
※混雑を避けるため、あらかじめご予約された方がおすすめです。
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2.予診票に記入
今日のお身体の状態について記入して頂きます。 。
- 3.治療室へ移動 ※2つの個室の治療室がございますが、こちらでご案内致します。
- 4.カウンセリング ※予診票を参考にお身体の悩みやライフスタイルについてお聞きします。
- 5.東洋医学診察 ※四診 (脈診を中心に体質と症状との関連を推察致します。)
- 6.西洋医学的診察 ※血圧測定、体温測定、徒手検査など病態に合わせて行います。
- 7.施 術 ※体質にあわせた治療。はり、きゅう、刺さないはりなど個人の体質によりオーダーメイドします。
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8.アフターカウンセリング ※現在の状態、今後の治療方針、養生などについて説明します。
- 9.治療室を退室
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10.待合室にて ハーブコーディネーターが毎日セレクトしたお茶をご用意しております。
よくあるお問い合わせ
●はりきゅうは痛い・熱くないのですか?
まず鍼(はり)から説明致します。当院のはりは東京のはり製造師が一本一本手作りで製造した鍼を使用しています。機械で大量生産されたはりとは違い、無駄な力を加えることなく鍼を刺入することができます。
また、個人の体質に合わせて、使用するはりの太さと材質(金、銀、ステンレス)をセレクトしております。
細いはりは、髪の毛よりも細いはりです。
例えるならば蚊に刺される方が痛いといえるでしょう。
灸に関していえば、昔よくお婆ちゃんが灸を焼き切って熱そうにしていたのを見たという話をよく耳にしますが、プロ鍼灸師がする灸を見たことはありますか?
鍼灸師が行う灸は繊細で心地よい温かさです。しかしながら捻挫や打撲時にはチカっとするほどの熱さの灸を行うことが最高の効果を発揮します。やむを得ず熱い灸をするときは事前にご説明致します。
●鍼灸治療を受ける上で注意することはありますか?
@治療後一時的に色々な症状が出てくる場合がございます。
これは瞑眩(めんげん)といって、むしろ自己治癒力の現れた素晴らしい現象です。1〜2日たてば必ず良い結果をもたらします。
自己治癒力で回復する上では一時的に身体が重いなどの回復症状が出て当たり前です。身体に無理してなった病です。治すには覚悟が必要です。
治療に対して真剣さがない場合は、鍼灸による根本治療ではなく、薬などの対処療法で痛みなどを封じ込めた方がよいでしょう。
鍼灸は薬のような習慣性や副作用はございませんのでご安心下さい。
A養生について
どんな治療法でも養生が必要です。特に冷えは回復を阻害します。
例:お酒、夕食の生野菜、コーヒー、緑茶、氷、肉の取りすぎなど
治療効果を向上させるためにも当鍼灸師の指導に従い生活を送って下さい。
B心構えについて
最も大切なことは、あなた自身が真剣に病気を治そうとする心構えです。
鍼灸治療は病気を改善させるだけでなく、あなたの体質を改善し病気にか かり易い素因を除く治療法です。
C治療回数について
発病して日が浅い病気ほど早くなおりますが、慢性症状になりますと気長に続けなければ治らない場合があります。治療は毎日続けた方が効果的ですが、大半の患者さんは最初は週2〜3回治療し、症状軽減と共に週1回、2週に1回と治療間隔を広げていくことが、病気回復の近道です。